MT4のEAにおけるロスカットラインの計算方法
FXにおけるロスカットとは、損失の拡大を防ぐために証拠金維持率が一定割合以下となった時点で全ポジションが強制的に決済されるシステムです。ロスカットの目安となる証拠金維持率は以下の計算式で求められます。
有効証拠金÷必要証拠金×100=証拠金維持率(%)
必要証拠金はレバレッジによって異なり、
通貨レート×取引量÷レバレッジ=必要証拠金
となります。
たとえば1ドル=100円でレバレッジが25倍の1万通貨で、有効証拠金(含み益を含んだ口座残高)が12万円の時点での取引だと以下のようになります。
100円×1万通貨÷25倍=必要証拠金4万円
有効証拠金12万円÷必要証拠金4万円×100=証拠金維持率300%
ロスカットのラインは各FX会社によって異なり、日本のFX会社では証拠金維持率が20〜100%、海外のFXのでは20〜50%程度が目安です。MT4のEAによる自動売買においても、ロスカットのリスクがあるため、常に証拠金を把握しておかなければなりません。レバレッジが高いと、少しの相場変動でも強制ロスカットとなる可能性があるので要注意です。EAでも強制ロスカットのリスクは必ず伴うので、適宜お使いのEAが現在の相場に適しているかを見直すようにしてください。