MT4やMT5とは、メタクォーツ社が開発したFXトレード用の取引プラットフォームです。MT4用のEAは世界中で開発され、多くの方に利用されています。そのMT4のアップデート版の後継機がMT5です。
実はMT5は2010年にすでにリリースされており、リリースより10年以上もたっていますが、未だにMT4を利用するユーザーが目立ちます。しかしながらMT5には、MT4よりも便利な機能が搭載されていたり、より使いやすくなっていたりします。では実際にMT5はMT4とどれくらい違うのでしょうか。MT5への乗り換えを検討しているかたは、ぜひ参考にしてみてください。
▷動作速度の向上
ソフトウェア自体のクオリティも向上し、MT4に比べ、よりサクサクと動くようになりました。
▷時間足やインジケーターの豊富さ
時間足がMT4は9種類でしたが、MT5では21種類も表示することができ、より精巧なチャートを分析することができます。
インジケーターは標準搭載が30種類から38種類に増えました。
▷スマホアプリからも使いやすく
MT5はAndroidアプリでは、2つのチャートを同時表示できるようになりました。
MT4とデザイン仕様面では大きな違いはないものの、動作スピードや細かな表示方法などがアップデートされ、よりユーザーにとって使いやすくなりました。特に時間足やインジケーターが増えたことで、裁量トレーダーはより細かく市場を分析できるようになっています。
ただしEAの豊富さに関してはまだまだMT4が勝ります。ほとんどのEAはMT5に相互性がなく、MT5でEAを使うにはMT5用に開発されたEAを使わなければいけません。現在はMT4用EAのほうが多い状況ですが、今後MT5が普及していくにしたがってMT5用のEAもどんどん増えていくでしょう。